ARBITRO MAGAZINE

GRAND SEIKO SPECIAL Hi-BEAT 6156-8010

 

多面カットされたガラスが珍しいですよね。横から見ると上の写真のように見えます。 デイデイトのところを見ると分かりやすいです。「GS」のロゴマークがゴールドのアプライド(植字)になっています。手間とコストがかかってます。「SPECIAL」の文字もゴールドです。 「Special Hi-BEAT」とあるとおり、10振動のハイビートムーブメントである61GSをさらに入念に仕上げた特別ムーブメント。どれぐらいの厳しい検定基準で当時出荷されていたかというと「日差±3秒」。かなり厳しい精度ですね。 この検査基準はグランドセイコーVFA(Very Fine Adjusted)に次ぐもの。当時のセイコーはスイス時計に追いつき、追い越すぐらいの技術力があったと言えますね。 2019年2月にセイコーサービスセンターにてオーバーホール済みというのが安心ですよね。 オーバーホール時にパッキン交換とライトポリッシュ済み。 GSマークのリューズ。 ケースサイズも36mmとジャストサイズ。ケース・ダイアルのデザインは2021年の今見ても洗練されていますね。1970年代初めでは間違いなく日本国内では最高のムーブメント、そして世界でも指折りの優れたムーブメントではないでしょうか。当時のセイコー技術者たちが技術の粋を集めて作った時計がこの6156-8010。国産時計の歴史的な面からみても重要な時計なんです。

 
SOLD ROLEX Cellini J3834 18K YG
Leica M Monochrom

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