Body : Leica M8
Lens : Leica Summicron 50mm f/2 1st 固定鏡胴
1954年にLマウントからMマウントへ換装され、M3とのセットでライカの黄金期を築いた初代ズミクロン。
その描写性能の高さは世界のレンズの基準を引き上げたと言われるほど、伝説的な存在なんです。
ガラスを貼り合わせるのが普通なところを貼り合わせず、空気の層を作った設計は「空気レンズ」と呼ばれる由来ともなっています。
当時のライカの技術を全て注ぎ込んだこのレンズの描写は解像感、コントラスト、柔らかさの全てバランスが良く、オールドレンズの最高峰と言っても過言ではありません。
発売当初は沈胴タイプでしたが、1956年を境に固定鏡胴と呼ばれるこの外装へと変更されました。
設計上の問題や故障のリスクを考慮してのデザイン変更だったと思われます。
オールドレンズとは思えない解像度、コントラストは低めで階調表現が豊かです。