ARBITRO MAGAZINE

Rolex Oyster Perpetual Day Date 1803/8

 

Rolex Oyster Perpetual Day Date 1803/8 ロレックス オイスターパーペチュアル デイデイトが入荷しました。

Ref.1803/8 18KYG 1960s President Watch.

Rolex デイデイトの特徴はステンレスが使用されず、プラチナ(白金)・WG(ホワイトゴールド)・PG(ピンクゴールド)・YG(イエローゴールド)の希少価値が高く高価なものだけが用いられていること。

たとえばこの Ref.1803/8 は18金無垢のフルーテッドベゼルにケース。輝きが違います。

ビカビカのゴールドというよりヴィンテージのゴールドなので落ち着いた金、という感じ。

インデックスや秒針・短針・長針・王冠のロゴまで18金無垢。ダイアルは真鍮製と言われてます。

リューズも18KYG。王冠の下に丸が2つついているのは、ツインロックリューズ・金無垢の素材であることを示しているんです。

ツインロックリューズとは、ねじ込み式のリューズのことでチューブ側とリューズ側ひとつずつパッキンが付いていて、ねじ込むことで防水性を高めています。

裏蓋もご覧の通りゴールド。

インデックスの6・9時位置にはすべり台のような形のものが。これも18金無垢。

デイデイトの3世代目にあたるRef,1803にはデイデイト専用のムーブメント、前期型にはCal1555・後期型にはCal.1556が搭載されています。

前期 Cal.1555と後期 Cal.1556の違いは Cal.1555が18,000振動/毎時 (毎秒5振動)、後期のCal.1556は19,800振動/毎時 (毎秒5.5振動)。

Cal.1555の初期ムーブの始めにはバタフライローターが採用されていましたが1960年代の前半には上の写真のようなローターに変更されました。

Cal.1555・Cal1556どちらのムーブメントも日付・曜日の早送り機能はついていませんので、面倒ですが長針の送り戻しをすることで調整します。

日付送りが可能になったのは次のモデル「18038」の5桁モデルになってから。(ややこしいですが、1803/8 とは違います。/8は素材を表してます)

Ref.18038にはCal.1556→Cal.3055のムーブに変更されてハイビート化し(28,800振動)、日付送りのみできるようになりました。(曜日のみの単独調整は長針を操作することで可能に。ただし、曜日のみのクイックチェンジ機能は無し。)

曜日送りが可能になったのはもう少し後のRef.18238 モデルの時。このRef,18238にはCal3055 → Cal.3155(現行モデルにも使われているムーブ) へ変更されました。

変更点としては、これまでのシングルブリッジからツインブリッジ(テンプを両方から支える)へ変わったのと、曜日もクイックチェンジができるようになり、日付と曜日どちらも早送りが可能になり操作性や利便性が増し、かなり使い勝手が良いムーブメントに。


ROLEX DAY DATE の系譜

デイデイトの系譜として、まずめちゃめちゃレアな第1世代「Ref.6511」が1956年に誕生しました。

次に、その翌年の1957年に第2世代にあたる「Ref.6611」が登場。

このRef.6511・Ref.6611 どちらも約1年ぐらいしか作られていなかったので、もともとの個数が極端に少なく、なかなか見ることができないレアモデルとなってます。

そして第3世代にあたる「Ref.1803」Cal.1555 or Cal.1556 (ハック機能あり) 搭載 が1960年代に発売されました。

1970年代には第4世代にあたる「Ref.18038」や「Ref.18039」Cal.3055 (ハイビート化や日付のクイックチェンジが可能に) 搭載 という5桁のモデルが登場。

1980年代後半には第5世代にあたる「Ref.18238」や「Ref.18239」Cal.3155 (シングルブリッジ→ツインブリッジに変更、また日付と曜日のどちらもクイックチェンジが可能に)搭載が販売され、ムーブメントは現行の機種にも搭載されているぐらい、完成度の高いものになっています。

上の写真の右下の部分にテンプと呼ばれる輪っかが動いているのが分かるでしょうか?

レッドアルマイト加工されたリバーシングホイール(赤い部品です)の下に花のような形をしたキフショックと呼ばれるものがあり、それを一枚の板で支えているのがシングルブリッジと呼ばれる構造。これを両側から支えたものがツインブリッジと呼ばれます。

MAGAZINE B という雑誌のROLEX号の上でデイデイトをパチリ。 アルビトロのショップページでも販売してます。

ロレックスのパーツはひとつひとつが本当に丁寧に作られています。このリューズひとつとっても指に当てた時に引っかかりやすく、かつ痛くならないように作られています。

サイズの比較としてROLEX Cellini の31mm モデルを置いてみました。 31mmのドレスモデルと比べるとオイスターケースなのでゴツく見えるかもしれませんが、実際はRef.1601 デイトジャストと同じ36mmケースなので、デカイっていうことはなくちょうどよい、そんなサイズ感です。

このチェリーニが気になったという方も多いはず。こちらも18金無垢のモデル。

ロレックス チェリーニはこちらから。

この2つがあればどんなシチュエーションにも対応できそうです。

というか、この3つがあれば他は何もいらないような気がしないでもないです。

左はCLAUSTRUM CC-CONTAINER – BLACKENING

銀座の工房で作られています。これはカードケース。

右の2つはCartier Tank LM サイズ。


見れば見るほど欲しくなるRolex Day Date。実物を見ると、間違いなくもっと欲しくなります。ロレックスって知らない人にとってはイメージがあんまりよくないかもですが、ちょっと調べていくとやっぱりロレックスって良いなってなるんですよね。

安い時計はそろそろ卒業して、一生使えて、何なら次の世代まで渡せるような本物の時計が欲しいと思っている方や、ロレックスの手巻きやデイトジャストの自動巻きは持ってるけど最高峰の1本を探している、また売るときのことを考えて資産価値が高いものを買いたい、という方まで全てをカバーしてくれるのがこのデイデイトだと思います。

落ち着いた大人のゴールドの時計で、普段使いもできる一番のおすすめは?と聞かれれば、間違いなくロレックス デイデイトを押します。

 
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