TUDOR Submariner Ref.79090 Blue 1990s
新入荷しました。チュードル サブマリーナ Ref.79090 のブルー。
Brand: TUDOR
Model: Prince Oysterdate Submariner
Ref: 79090
Serial: B41xxxx
Year: 1992
Movement: Automatic Cal.2824-2 (ETA 2824-2)
Case: 39mm
Material: Stainless Steel
Strap: 19mm
Includes: 9315 Bracelet (11 links) with 380B End Link (Clasp code P3)
この時計はシリアルから判断すると、1992年製造のチュードルのサブマリーナ。
OHとポリッシュはAiry’sさん(@hiroshi_kubara_airys)にやって頂いてます。
いつもながら完璧な仕上がりです。
前回に入荷したチュードルサブも同じ年の製造でしたね。
秒針はロリポップハンド、時針はメルセデスハンド(ベンツ針)の組み合わせ。
フチ無しと呼ばれる周りにメタルの枠が無いタイプのインデックスはヴィンテージダイバーならでは。
当時のサブマリーナにはこちらの『79090』ボーイズサブと呼ばれる36mmの『75090』ミニサブと呼ばれる33mmの『73090』の3モデルが存在しました。
左がボーイズサブと呼ばれるRef.75090、右がRef.79090 (上の時計は両方とも前回に仕入れたもの。完売品です。)
それぞれにブラック、ブルーの2種類がありブルーのものは「青サブ」という愛称で呼ばれています。
これがブラックの方です。
青サブの方がブラックに比べると数が少なく、その分価格も高めですがせっかく買うなら自分の欲しいカラーを。
やっぱり青ってなぜか欲しくなるんです。イタリアファッションの基本、アズーロ・エ・マローネに代表されるように、色の組み合わせで考えると茶色系のカラーが多くなる秋・冬のスタイルには時計も青(ネイビー)をいっておきたいですね。
ダイアル12時位置にはチュードルの現在の象徴でもある盾マーク、3連の巻きブレスにも同じように盾マークが入っています。
一方で裏蓋とリューズにはロレックスの王冠マーク。
90年代以降、チュードルはサブマリーナの終焉とともにロレックスの部品を使用せず専用部品に切り替えました。
ですので、ロレックスの要素が入った最後のチュードルの1つとも言えるモデルです。
9315 Bracelet (11 links) with 380B End Link (Clasp code P3)
Clasp code P3
11コマあります。
このラグ部分(角)の仕上げで職人さんが持っている磨きの腕が分かると、一部の界隈では噂されているとか、いないとか。
お持ちのロレックスなどを磨きに出す場合「磨くだけなんで適当に近くの時計屋さんに出そうー」と適当に業者さんに出してしまった場合、全部丸くなって帰ってくることも多々ありますので、要注意。
ケースも無駄に痩せ細ってしまうので、磨きやオーバーホールは本当に信頼できるところに出しましょう。
次にムーブメントや品番、シリアル番号が刻印されている部分、裏蓋の裏を見ていきましょう。
(これから見るムーブメントなどの写真はオーバーホールに出す前の状態です。)
ムーブメントはCal.2824-2 (ETA 2824-2)、ETAのロゴマークも右に見えますね。
テンプを衝撃から守る、キフショックもしっかりと確認。
ローターには盾のロゴとTUDORの刻印がありますね。
続いては裏蓋の裏(ややこしい!)を確認。79090と刻印があります。
ちょっと分かりにくいカモですがSTANLESS STEELの下に「B41xxxx」と刻印があるの分かるでしょうか?
これがシリアル番号。製造年がこのシリアル番号から判断できるんです。
シリアル番号がある方とは反対側にはRef番と呼ばれる品番を表す刻印が 。
この時計はRef.79090のTudor Submarinerなのでケースも間違いなし。
こんな感じで普段見ることの無いムーブメントなどを見ていきました。
最後に実際に着けたときのサイズ感を見てみましょう。
巻きブレスの着け心地も◎
上の写真は前回販売したRef.79090ですが状態が少し違うだけで大きさなどは同じです。
腕回りが約16.5cmでこれぐらいのサイズ感。ダイバーは少しボリュームがあった方が雰囲気が出ると思います。
これ以上大きくても小さくても、っていうジャストな大きさ。
ベゼルも良い感じに色落ちしていてヴィンテージ感が男ゴコロをくすぐられます。
ネイビーのダイアルとスカイブルーのような色味のベゼルのグラデーションが素直に格好良いと思いません?
写真撮影の時はライトを当てて撮っているので肉眼で見るより小キズなどが目立ってしまうかもしれませんが、エバンスさんやケアーズさんで長らく修理や磨きをやっていたAiry’sさんに仕上げてもらっているだけあって、良いと思います。(新品のようなピッカピカの状態では無いですけどね。でもこれが良いんです)