盾マーク、ベンツ針、フチ無しインデックスが象徴的なチュードルのサブマリーナ。この時計は1989年製。
ヴィンテージとしては比較的新しいですが、3連の巻きブレスが良い雰囲気を醸し出しています。
Brand: TUDOR
Model: Prince Oysterdate Submariner
Ref: 79090
Serial: 30xxxx
Year: 1989
Movement: Automatic Cal.2824-2 (ETA 2824-2)
Case: 40mm
Material: Stainless Steel
Strap: 19mm
Includes: 9035 Bracelet (21 links) & 380B End Links
秒針はロリポップハンド、時針はメルセデスハンド(ベンツ針)の組み合わせ。
トリチウムの夜光塗料、フチ無しと呼ばれる周りにメタルの枠が無いタイプのインデックスはヴィンテージダイバーならではのものですよね。
Rolex サブマリーナのフチ無しとなると一気にお値段が上がりますが、この年代のチュードル サブマリーナならまだまだいけます。
ダイアル12時位置にはチュードルの現在の象徴でもある盾マークが。3連の巻きブレスにも同じように盾マークが入っています。
一方で裏蓋とリューズにはロレックスの王冠マークが入っています。
ブレスにはTUDORの刻印。
90年代以降、チュードルはサブマリーナの終焉とともにロレックスの部品を使用せず専用部品に切り替えました。
ですので、ロレックスの要素が入った最後のチュードルの1つとも言えるモデル。
当時のサブマリーナにはこちらの79090、ボーイズサブと呼ばれる36mmの75090、ミニサブと呼ばれる33mmの73090の3モデルが存在しました。
それぞれにブラック、ブルーの2種類がありブルーのものは「青サブ」という愛称で呼ばれています。
OMEGA Seamaster 120 Ref 166.0251 “Baby Ploprof” と呼ばれるこちらのダイバーと大きさを比較してみました。左のオメガ Ref 166.0251のケース径は「39mm」、右のTudor Submariner 79090のケース径は「40mm」。
リューズを除いた計測です。Tudor サブマリーナはクラウンガードまでの大きさ。ほぼ同じサイズなんですがベゼルのデザインでもう少し大きく見えますね。
次に比較したのはORIENT Calendar Auto Diver Ghost Bezel。この時計のケース径は「40.5mm」ですが、チュードル サブマリーナと比べると左のオリエント カレンダー オートダイバーの方が若干大きいかな?って感じですよね。
Rolexパーツを使ったチュードルっていうのがヴィンテージにしか無いポイントのひとつ。実際に持ってみて、着けてみると、うわ!これ欲しい!ってなること間違いなしです。